2015年10月10日

カンボジアで結婚式

先月、Minkaで結婚式がありました。
式を挙げたのは、結婚して、すでにお子さんもいらっしゃる日本人のご夫婦です。私たちにとっても思い出に残るこの日のこと、そしてこの日に至るまでのことを、今日は書きたいと思います。

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ではさっそく、お式の流れとその様子をちょっとだけリポート。
結婚式風ではなく、カンボジアのやり方に則った、ちゃんとしたお式です。

まずは、メイクと着付け。
カンボジアの伝統的な衣装とド派手なメイクは、私もかれこれ10年近く前に自らの婚約式・結婚式で経験しましたが、カンボジアらしいというか...正直、雑です(苦笑)
事前にサイズを測ったり、お直しもしないので、待ち針でひょいっと留めるだけ。せめて安全ピンにしてほしい。指には、豪華に花が盛られたネイルチップが用意されましたが、接着剤はなんと、爪用ではない普通の瞬間接着剤。

さて、着飾ったお二人は、王様の別荘前にある公園に移動して、写真と動画の撮影会です。お二人とも背が高く、スタイルが良いので、とっても目を惹きます

昼休憩をはさみ、お色直しをして、いよいよ儀式の始まりです。
楽器奏者に踊り手、歌い手もスタンバイ。

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こちらは髪を切る儀式です。本当に散髪する訳ではありません。

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お坊さんに幸せを祈っていただきます。

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赤い糸を結んでもらったり、ヤシの花を投げてもらったり。
当初 参加者は身内だけの予定でしたが、ドライバー仲間や村長もお祝いに駆けつけ、賑やかなお式となりました

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因みに、ヤシの花ってこんなのです(Minkaの庭にて撮影)

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さて、ここからは、この日に至るまでのことを書きたいと思います。

縁あって、奥様より Minkaに宿泊のご予約をいただきました。そして、ご到着予定の5日前、奥様ではなく、ご主人からメールが届きました。
内容は、結婚してから式を挙げていないので、カンボジアで結婚式ができないかというものでした。
そしてここが重要  奥様には式直前(当日の朝)まで内緒で、と。

カンボジアの衣装に着替えて写真を撮ったり、お寺でお坊さんに幸せを祈っていただくということであれば、準備も簡単ですが、あと5日で結婚式...さて、どうしましょう。

こんなとき、頼りになるのは親族や知人・友人たち。夫の実家でごにょごにょ相談し、メイクや衣装を扱う知人に相談し、民族楽器の奏者に踊り手・歌い手、お坊さんや神前式でいう神職にあたる人など、儀式に関わる人達に声をかけてもらい、カメラマンにお供え物に、装飾用の布や花...
関係者の皆さん、普段のゆるーい感じからは想像もできないほど、本当に見事な動きと連携プレーでした。

そして迎えた式前日。ご夫婦とお子さんが、Minkaに到着。
事前に会場を設営する必要があったので、翌日に宿でちょっとしたお祭りがあると伝え、「よかったら参加しますか?」なんて、わざとらしい私。隣にいたご主人は、私の下手くそな演技にハラハラしたことでしょう。

ご家族が遺跡見学にお出かけになった後、ぞろぞろと関係者が集まり、会場の設営を開始。
結婚式なので、当然 新郎・新婦の名前が飾られるのですが、クメール文字だと読めないので、ローマ字とクメール文字を併記してもらいます。
でも、それだとすぐにバレてしまうので、遺跡案内中のドライバーに、今どこにいるかを逐一報告してもらい、ご家族が遺跡から戻られる前に、名前を飾り、その部分を布で覆って隠しましたっ。

実は、会場の入口に使う飾りには、クメール文字で「結婚式しまーす」と堂々と書かれており、奥様も何度かそれを近くでご覧になっています。

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もし奥様がクメール文字を読めたら危ないところでしたが、その様子を近くで見ていた 事情を知っているカンボジア人は、嬉しそうに笑っていました。

そして、いよいよ当日の朝。朝食のため、朝7時すぎにご家族はローカル店へお出かけ。
その間に私は、作成した招待状を部屋のドアに挟む。と、ここまでが事前にご主人と打合せていたタスクでした。

招待状の主な内容は...
このたび [ご主人の名前] さんと [奥様の名前] さんの結婚式を開催することとなりました。
日時:本日 午前9時より 
場所:Minka 

そう、本日 午前9時なんです。ご家族が朝食から戻られた時には、すでに関係者が集まり始め、「ご主人が奥様の喜ぶ顔を見る」その瞬間を、今か今かと待っておりました。
みんな素知らぬ顔をしていましたが、メイクのおかまちゃんも、会場のお手伝いさんも、目を合わせて「まだ?」「どう?」みたいに...ドキドキ、ワクワクしていました。

そしてその後、ご主人から奥様が喜んでくれたという報告を受けたとき、関係者は「ヨッシャー!」という気持ちとともに、当日まで内緒にできてよかったと正直ホッとしましたよ

本当に素敵なご夫婦ですね。やることが洒落てます

サプライズ結婚式、本当に本当に楽しませていただきました。ありがとうございます。
「奥様の喜ぶ顔を見たい」というご主人、私たちは「奥様の喜ぶ顔を見て 喜ぶご主人」を見ることができて、本当に良かったです。

これからも末永くお幸せに


 
posted by minka at 22:19 | Comment(0) | Minka の日常 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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